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GANTZ Paradise Lost 野球星人篇

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「な・・・なんなんじゃ、ここは・・・」

秀吉は呟く。

「ここは恐らく天国だろう、我々は死んだのだ」

すると秀吉の呟きにそこにいた初老の紳士が応える。

「チッ、うぜえ、勝手にテメェだけ死んでろ、クズ!!」

その隣で金髪のチンピラが紫煙を吐きながら悪態をつく。

「まあ、ある意味そういうのも仮説の一つですよね・・・」

と、今度は真面目そうなサラリーマンが言う。

「私は先ほどまで病院で癌と戦っていたが、今ではこの通り、痛みも全くない。これをどう説明できる?」

と、老紳士。

「まあ、自己紹介でもしておきましょうか・・・まず、名前と職業、あとはどうやって死んだか」

と、サラリーマン。

「私は練馬東小の方で教師をしております、山田義人です。死因はスクーターに乗ってて事故りまして・・・」

何か自己紹介が始まったけど・・・
にしてもこの部屋、一体何だって言うんだ・・・?
あの黒い球体も何か不気味だし・・・

「・・・じゃあ、次は君から・・・」

「・・・は?」

何で俺なんだよ・・・ま、良いか・・・

「・・・工藤直人・・・高校生をやってる。死因は・・・まあ、車に撥ねられた、かな・・・」

・・・・生きてるのに死因を説明するのは妙な気分だ。

「そうですか・・・じゃあ、次はお嬢さん・・・」

そう言って、山田は秀吉に目を向けた。

「ワシは男じゃ!」

すると秀吉が訂正する。
このあたり、小学生の時から変わっていない。

「あ、そうでしたか・・・・申し訳ありません・・・」

山田は縮こまる。

「まあ、良い・・・ワシは木下秀吉じゃ。高校生をしておる・・・死因は車に撥ねられての・・・」

「・・・では次・・・」

「あー、オレ、パスで」

すると金髪が不機嫌そうに流した。


つか、何だよ、コイツ!
皆やってんだから、自分もやれよ!!


「あー・・・じゃあ、次」

次に当たったのは先ほどの老紳士だった。

「鈴木吾郎、政治家をやっていましたが、皆知らないかな?」

あ、そういえばこのオッサン、前にテレビで見た事あるな・・・・

「西・・・丈一郎・・・中二、転落死・・・」

政治家の次は暗い少年だった。
何だ、コイツ・・・何か俺の方ジロジロ見てきやがる・・・
でもなんか、厨二病っぽいな・・・

「じゃあ、次」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

次はいかにもと言ったヤクザ風の二人組だった。

「コイツと俺はヤクザ・・・はい終わり・・・」

・・・・・・やっぱりね・・・・
何かそーだと思ったのよ・・・・

「じゃあ、後は・・・・いませんね・・・」

そのまま山田はその場に腰を下ろした。
その瞬間・・・





『ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁたあああああああらしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっさがきたきぃぃぃぃぼぉぉぉぉぉぉぉのあああああさああああああがよぉぉぉろこおおおおおおおびにむねをひぃぃぃぃろげおおぞぉぉぉらあぁぁーおぉぉーげぇぇーrrrらじおぉぉーのこえにぃぃぃぃーーーすぅこやぁぁぁかなぁぁぁむぅぅぅねをぉぉぉぉぉこぉぉぉぉのかぉおおるかぜぇーにひらぁぁげよぉぉーそぉぉーれいち、に、さぁーん』





何とも粘りつくようなラジオ体操の曲がどこからともなく流れてきた。

「!?」

「何だ何だァ?」

「ラジオ・・・体操・・・?」

突然の出来事に周囲はざわついた。
俺は黒い球状を見る。
どうやらこの曲はこれから流れているらしい。
すると黒い球状の表面にメッセージが浮かぶ。


『てぬぇたちの命は、なくないまちた。
新Jい命お、どう使おうと私の勝手。
と云ふ理屈なわけだす。』